日銀政策決定会合まで様子見か、ドル円は137.0円を高値に反落【2023年3月6日】
ファンダメンタル分析
先週の米株式相場は週間で大幅高、ナスダック・S&P500が軒並み上昇
FRB理事の米利上げ停止時期に言及が影響、市場に楽観論が拡がる
マーケットは夏までに5.4%までの利上げを織り込む
米10年債利回りが低下、ドル円は137円を超えられず反落
ドル円は137円付近で利益確定の動き
昨日5日が日曜だったため、実需のドル買い(ゴトー日)が強まる可能性
ドル円は窓を開けて上昇、135.90円が始値
為替市場ではポンドドル高ドル安の構図
ゴールドは上昇、ドルインデックスが下落し割安感が強まる
ゴールドの抵抗線は1,863ドル、下落トレンドは終了か
中国全人代が開幕、成長率設定は5%前後と決定
中国の経済指標は良好、コロナ後の経済成長に期待感が強まる
原油が大幅高、レンジ内にとどまるも下値は徐々に切り上がる
テクニカル分析
本日、米重要経済指標は予定されていない。先週は米株式相場が大幅高となり、今週もその影響を受けて、堅調に推移する確率が高い。また、中国の全人代が開催されており、中国経済と関係が深い豪ドルにポジティブとなる予想。
ドル円(USDJPY)
ドル円の1時間足チャートを分析する。本日の予想レンジは134.85円〜137.12円。200移動平均線で反発しており、本日は窓を開けて上昇している。ドル安傾向となっており、上昇の勢いが続くかどうかは疑問である。
また、RSIを分析すると、ダイバージェンスが発生している。下落基調を示す水準である43付近となっており、上昇するには、何らかの材料が必要。
【ドル円/1時間足】
予想レンジ134.85円~137.12円抵抗線136.56円支持線135.44円
ゴールド(XAUUSD)
ゴールドの1時間足チャートにボリンジャーバンドを描画すると、バンドウォークが発生しており、上昇基調が強まっていることが確認できる。一方、日足チャートを見ると、ボリンジャーバンドの+2σ付近で推移しており、一時利益確定売りによって反落する可能性がある。
支持線となるのが1,845ドル付近であるため、押し目を待ちたい。2月に発生していた下落トレンドは終わり、次のトレンドが発生することも十分考えられる。
しかし、米金利上昇は続く見通しで、このままどんどんゴールドが上昇するという展開は、現状、考えにくい。1,862ドルを超えて上昇できるかが、今後の焦点となる。
【ゴールド/1時間足】
予想レンジ1,837.5ドル~1,871ドル抵抗帯1,862.6ドル支持帯1,845.9ドル
ポンドドル (GBPUSD)
ポンドドル高ドル安が継続している。先週、イギリスは北アイルランドの物流に関する合意をしており、ポンドドルのファンダメンタルは良好。日足で見ると、狭いレンジ相場となっているが、中期的には上昇を予想する。
本日は窓を開けて下落したものの、窓を埋める動きとなっている。予想レンジは1.192ドル〜1.212ドル。RSIは上昇基調を示す56で推移しており、上昇の可能性が高い。1.207ドル、1.2085ドルは過去の高値となっており、抵抗帯として機能する可能性があるため、反落に注意。
【ポンドドル/1時間足】
予想レンジ1.192ドル~1.212ドル抵抗線1.207ドル支持線1.197ドル
本日の重要経済指標
経済指標やイベント時間ゴトー日取引9:00~10:00EU小売売上高19:00
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
リスク免責事項
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