クロス円は軒並み上昇、実需フローの動きで円が全面安【2023年3月30日】
ファンダメンタル分析
米株価指数は大幅高、金融関連のリスクオフムードが後退
円が全面安、ドル円は132.60円付近まで上昇
ゴトー日・期末・年度末・四半期末と重なり、大きく動く可能性
クロス円通貨ペアも軒並み上昇、カナダ円は1.79%上昇
仮想通貨市場も堅調に推移、ビットコインは2万8000ドル台を回復
ビットコインは2万9000ドルに大きな抵抗帯あり
ビットコインはレンジ相場を抜けられるかが焦点
テクニカル分析
通貨強弱を分析すると、円が全面安・カナダドルが全面高の状態となっていた。カナダドルは前日の予想どおり大きく上昇。本日は円売りが一服すると考えられる。株価が強気になっており、金融株を含まないハイテク株中心のナスダックがレンジ上限に張り付いている。
ドル円(USDJPY)
ドル円は4時間足の下降トレンドを完全に抜けている。フィボナッチエクスパンションを描画すると、100%付近の132.65まで上昇。ただ、この水準は戻り売りが入りやすい水準となる。132.90に大きなレジスタンス。
132.90円をブレイクすると、133円前半のストップを巻き込んで133.780円を目指す展開も想定する必要があるだろう。
【ドル円/4時間足】
予想レンジ131.130円~134.160円抵抗線133.470円支持線131.870円
ポンド円(GBPJPY)
ポンド円の日足チャートを分析すると、安値は切り上がり240移動平均線を終値で上回っている。深い押し目を狙っていきたい。162.35円付近が目安と考えている。ただし、162.10円を下回れば、ポジションをフラットにし、再度ニュースの材料を検討する必要がある。
本日は米GDPの発表も予定されているため、発表前後の動きには十分注意したい。
【ポンド円/日足】
予想レンジ161.550円~165.20円抵抗線164.620円支持線162.780円
ナスダック(NASDAQ100)
ナスダックの日足チャートを分析する。240日移動平均線で支えられるチャート形式が確認できる。移動平均線が明確に支持帯として意識されている。テクニカル的には上昇が見込まれる形だ。
長期的に大きなN字となることを想定すると、N計算値より13860ドル付近まで上昇する可能性もある。13000ドル台は大きな節目の価格であり、ブレイクするのは4月になるかもしれない。4月は13000ドル台が勝負の舞台となりそうだ。
【ナスダック100/日足】
予想レンジ12600ドル~13070ドル抵抗線12950ドル支持線12770ドル
本日の重要経済指標
経済指標やイベント日本時間ドイツ消費者物価指数21:00米GDP21:30
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
リスク免責事項
本分析は教育目的のみであり、投資助言ではありません。外国為替およびCFD取引には大きなリスクが伴い、すべての投資家に適しているわけではありません。過去の実績は将来の結果を示すものではありません。
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