為替相場は材料不足、日銀総裁は早期YCC修正に消極的か【2023年4月25日】
ファンダメンタル分析
米主要株価指数は小幅な値動き、様子見相場で方向感はなし
ドル円は一時134.70に上昇も継続せず、売り買いが拮抗している
日銀総裁は物価見通しが今後低下すると発言、YCC早期修正に消極的
ユーロドルは上昇、ECB当局者が0.5%の利上げ可能性を示唆
原油は小幅反発、材料不足
テクニカル分析
為替相場を含め材料不足が目立ち、ボラティリティが低くなっている。テクニカル的な要素が強くなっている相場であると考えられる。ファンダメンタルを考えると、利上げが今後も予想されるのはユーロ・英。米国は最後の利上げになる可能性、日本は金融緩和継続。通常であれば、ユーロ・ポンド高、日本円売りとなる可能性が高い。
ユーロ円(EURJPY)
ユーロ円の4時間足チャートを分析する。ユーロの大幅利上げの可能性が浮上しユーロ高傾向が強まっている。フィボナッチエクスパンションを描画すると、61.8%で反発後、上昇し100%に該当する価格を目指している段階という見方ができる。
100%に該当する価格は149.150円付近となり、本日も継続して上昇するのではないかと考えている。重要経済指標も少ないため、テクニカル的な要素が強くなる日だろう。下位戦略で臨みたい。
【ユーロ円/4時間足】
予想レンジ146.95~149.56円抵抗線148.10円支持線147.52円
ポンド円(GBPJPY)
ポンド円の日足チャートを分析する。168.24円に大きな抵抗帯が控えている。最近の動きを見ると、下に大きなヒゲが伸びた十字線のローソク足が確認でき、下値が堅くなっていることが確認できる。
直近高値を更新すれば、さらに大きく上昇する可能性が高いと考える。
【ポンド円/日足】
予想レンジ166.15~169.03円抵抗線168.31円支持線166.73円
ゴールド(XAUUSD)
米経済指標が強く、ゴールドには下落圧力が掛かって大きく下落したが、安値圏では押し目買い意欲が強いことが確認できる。1970ドル以下に下がらず、1960ドルでは大きく買われる動きが見られる。
現段階では方向感がついていないため、難しい展開だが、米利上げの停止が濃厚となった段階で2000ドルを大きく超える可能性がある。売りポジションは慎重になる必要があるだろう。要人発言に反応する傾向があるため、突然の動きに注意が必要だ。
【ゴールド/4時間足】
予想レンジ1959~2018ドル抵抗線2003ドル支持線1974ドル
本日の重要経済指標
経済指標やイベント日本時間米消費者信頼感指数23:00豪・NZ祝日–
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。
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リスク免責事項
本分析は教育目的のみであり、投資助言ではありません。外国為替およびCFD取引には大きなリスクが伴い、すべての投資家に適しているわけではありません。過去の実績は将来の結果を示すものではありません。
This analysis is for educational purposes only and does not constitute investment advice. Trading forex and CFDs involves significant risk and may not be suitable for all investors. Past performance is not indicative of future results.