ドル円は144円台に突入、各国の利上げ方針が強調され円売りが強まる【2023年6月28日】
ファンダメンタル分析
米株価指数は反発、押し目買いが入りAI株を中心に買いが拡がる
米新築住宅販売件数が好調、米経済の底堅さを認識
ECB総裁はユーロ圏のピーク金利は遠いと発言し、利上げ姿勢を強調
日銀が円安けん制色を強める、為替介入水準の145円に急接近
1回目は2022年9月22日木曜日、145.90円から140円に下落
2回目は2022年10月21日金曜日のロンドン時間に実施
日銀は急速で一方的な動きに注目、6月は3.8%上昇
ドル円テクニカル分析
ドル円は144円と、昨年11月以来の水準に上昇。ポルトガルで開催されている各国中央総裁の会議で、ECB総裁はピーク金利を宣言するのは遠いと発言し、他の各国も利上げ継続方針を表明。日本のみ利上げをせず踏みとどまっている状況であるため、円安が加速したのが背景にある。
一方、日本金融当局者から円安けん制発言も増えており、為替介入があるのではないかという懸念が強い。1回目の為替介入は木曜日に実施され、2回目の為替介入は金曜日のロンドン時間と市場の不意を突くような介入を実施した過去がある。
デイトレード戦略(1時間足)
本日のデイトレード方針は戻り売り。ドル円の1時間足チャートを分析すると、上昇の勢いが弱まっており、高値を更新する力がなくなってきている。為替介入のリスクが意識され、上値は相当重たいのではないかと思われる。
十分に引き付けて144.90円に指値売りを仕掛けてみたい。144.90~145.30円は大きな抵抗帯となる。ストップは、40Pips上の145.30円。145.55円になれば、もう一度売りを仕掛けてみる。資金管理に注意しつつ、トレードする方針。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
145.90円・・第1回為替介入水準
144.90円・・主要レジスタンスライン
143.60円・・フィボナッチ100%に該当
【ドル円/1時間足】
市場センチメント
USDJPY 売り:69% 買い:31%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント日本時間豪消費者物価指数10:30パウエルFRB議長発言22:30ラガルドECB総裁発言22:30
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。
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リスク免責事項
本分析は教育目的のみであり、投資助言ではありません。外国為替およびCFD取引には大きなリスクが伴い、すべての投資家に適しているわけではありません。過去の実績は将来の結果を示すものではありません。
This analysis is for educational purposes only and does not constitute investment advice. Trading forex and CFDs involves significant risk and may not be suitable for all investors. Past performance is not indicative of future results.