ドル円は下落、パウエルFRB議長は来年の利下げを視野と発言【2023年12月14日】
ファンダメンタル分析
米FOMCでパウエル議長は利下げに言及、為替市場はドル安に
米株価指数は急騰、ダウ平均株価は史上最高値更新
ドル円は142円台まで下落、米利下げ観測が強まり日米金利差縮小か
ドル円テクニカル分析
ドル円相場の日足チャートを分析する。パウエル議長がFOMC後の記者会見で「今後、利下げを視野」と発言し、各FRB理事の金利予測が公表された。これにより、ドル円は142円台に下落し、200日移動平均線を割り込む動きを見せた。フィボナッチエクスパンションでは、141.98円が161.8%に該当し、141.60円が直近安値となっている。
今後、FRB参加者の意向に基づく利下げ期待が市場にどのような影響を与えるかが注目される。特に141.60円の直近安値が重要なポイントとなり得る。
【ドル円/日足】
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円相場の1時間足チャートを分析する。RSIが23となっており、明らかに売られすぎの状態である。前回の直近安値141.60円が重要なポイントで、この水準を割るかどうかが今後の焦点となる。
短期的にはショートカバーの入る可能性はあるが、長期的には日米金利差が縮小するとの見方が拡がり、下落方向へ進みと予想する。トレード方針は戻り売りで、RSIが30を上回り、40~50まで回復するのを待つことが望ましい。144.50円付近で戻り売りのチャンスが生まれる可能性がある。
現在のドル安の状況を考慮し、市場が一度調整した後、下落方向への動きが再度強まる可能性があるため、そのタイミングで戻り売りを仕掛けることを検討したい。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
144.72円・・節目価格
141.60円・・直近安値
【ドル円/1時間足】
市場センチメント
USDJPY 売り:49% 買い:51%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント日本時間豪雇用統計9:30英政策金利発表(予想:据え置き)21:00ECB金融政策発表22:15米小売売上高22:30ECB記者会見22:45
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。
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リスク免責事項
本分析は教育目的のみであり、投資助言ではありません。外国為替およびCFD取引には大きなリスクが伴い、すべての投資家に適しているわけではありません。過去の実績は将来の結果を示すものではありません。
This analysis is for educational purposes only and does not constitute investment advice. Trading forex and CFDs involves significant risk and may not be suitable for all investors. Past performance is not indicative of future results.