FRBは金利据え置き、利下げ期待に釘をさす【2025年6月19日】
ファンダメンタル分析
パウエルFRB議長は早期の利下げを否定
トランプ関税で物価上昇と予想、年内の利下げは難しいか
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析すると、緩やかに安値が切り上がっている相場となっている。ビルウィリアムズが開発したアリゲーターをみると、わずかながら口が開きそうな様子となっている。5月下旬から方向感のない動きとなっており、今後トレンドが発生する可能性が高まっていると判断できる。
145円台を上抜けできるかがポイント。148円付近が上値目安となりそうだ。パウエル議長は早期の利下げを否定するタカ派の発言だった。そのため、通常であれば、ドル買いになりやすい。
しかし、中東の地政学リスクが高まっていることや米国の参戦の可能性が報道されていることを考慮すると、非常に難しい判断となる。
ドル円/日足
デイトレード戦略(1時間足)
FRB議長の記者会見はタカ派だったが、市場の関心事は中東情勢に傾いている。イスラエルとイランの応酬が激しくなっており、米国も参戦する可能性が報道されている。極めてリスクの高い相場だ。本当に米国が参戦となれば、一気に円高となる可能性があり、NY時間の発表に十分警戒したい。
当分は、短期取引に徹したほうが安全か。145円付近になれば短期売り、144円になれば短期買い方針として、ブレイクアウトすれば直ちにストップロスとする。
ドル円/1時間足
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
144.40円・・昨日の安値価格
市場センチメント
USDJPY 売り:49% 買い:51%
本日の重要経済指標
| 経済指標やイベント | 予定時刻 |
| --- | --- |アメリカ休場(祝日)-英国・英中銀(BoE)政策金利20:00米国・失業保険申請件数21:30
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