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国際認定テクニカルアナリスト、シュウ・フジヤス・ジュニア氏に独占インタビューしました!Vol. 13

作成日:2025年2月20日更新日:2025年2月20日
国際認定テクニカルアナリスト、シュウ・フジヤス・ジュニア氏に独占インタビューしました!Vol. 13

国際認定テクニカルアナリストに独占インタビュー

2023年の春、ミルトンマーケッツのマーケット分析の舵を取ったシュウ・フジヤス・ジュニア氏。彼の独創的な視点は、国際認定アナリストとしての彼の旅の始まりから、日々の分析に至るまで、数多くのトレーダーにとっての羅針盤となっています。

Q1.  2025年1月に発足した第2次トランプ政権の政策、特に関税政策が為替市場に与える影響について、どのようにお考えですか?

トランプ政権の関税政策は、アメリカの経済に影響を与える可能性があります。関税が高くなると、企業のコストが増え、経済が弱くなるかもしれません。もし経済指標が悪くなれば、ドルが売られやすくなり、円が買われる流れが強まるでしょう。その結果、ドル円は下がる可能性が高いと考えています。

Q2. 欧州中央銀行(ECB)が1月30日に主要政策金利の引き下げを決定しましたが、これが今後のEUR/USDの動向にどのような影響を及ぼすと予想されますか?

ECBが利下げをすると、通常はユーロが売られやすくなります。しかし、現在はウクライナの停戦交渉が進んでおり、市場の注目はそちらにも向かっています。もし停戦交渉が進展すれば、ユーロが買われる可能性があります。今後の状況をよく見て判断することが重要です。

Q3. 2025年の米連邦公開市場委員会(FOMC)や欧州中央銀行(ECB)の会合スケジュールを踏まえ、特に注目すべきイベントとその為替市場への影響についてお聞かせください。

2025年の大きなポイントは、FRB(米連邦準備制度理事会)がいつ利下げをするかです。アメリカの経済が悪くなれば、利下げの可能性が高まります。これまでのようなドル高の流れが変わるかもしれないので、相場の転換に注意する必要があります。

Q4. 最近の金(XAU/USD)市場の動向を踏まえ、2025年の金価格に影響を与える主な要因とその見通しについてご意見をお聞かせください。

トランプ政権の関税政策は、金(ゴールド)の価格を押し上げる要因になります。世界の中央銀行は、安全資産として金を多く持つようになっています。市場が不安定になればなるほど、お金が金に流れやすくなり、価格は上がるでしょう。今の流れが続けば、金は3,000ドルに到達する可能性があります。

Q5. 2025年の為替市場において、特に注目すべきリスク要因や地政学的イベントは何だとお考えですか?また、それらがUSD/JPYやEUR/USDにどのような影響を及ぼすと予想されますか?

ウクライナの停戦交渉が進むかどうかが、大きな影響を与えるでしょう。現在の円安は、物価の上昇(インフレ)の影響が大きいですが、もし停戦すれば、円高に戻る可能性があります。実際に2月に入ってから、円高の動きが少し見えています。また、4月に発表予定のトランプ政権の新しい関税政策は、日本やEUにも影響するため、ドル円やユーロドルが下がる可能性が高いです。

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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