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国際認定テクニカルアナリスト、シュウ・フジヤス・ジュニア氏に独占インタビューしました!Vol. 7

作成日:2024年8月7日更新日:2024年8月7日
国際認定テクニカルアナリスト、シュウ・フジヤス・ジュニア氏に独占インタビューしました!Vol. 7

国際認定テクニカルアナリストに独占インタビュー

2023年の春、ミルトンマーケッツのマーケット分析の舵を取ったシュウ・フジヤス・ジュニア氏。彼の独創的な視点は、国際認定アナリストとしての彼の旅の始まりから、日々の分析に至るまで、数多くのトレーダーにとっての羅針盤となっています。

Q1. 7月の中旬からドル円の円買い傾向が目立ちましたが、今後はどのような方針で取引されますか?

A. 戻り高値を売る方針で取引します。

今後は戻り高値を売る方針で取引を行う予定です。

7月上旬までは日米金利差の拡大を想定し、円売りポジションが非常に蓄積されていました。しかし、7月末の日銀会合で利上げが決定し、追加利上げも示唆されたことで円キャリートレードは終了したと考えられます。これにより、今後は円高基調が進むと予想しています。

8月には最大で133円付近まで下落する可能性も視野に入れています。

Q2. 市場のセンチメントを読み取る際に有効な方法や指標は何ですか?

A. RSI(相対力指数)が特に有効です。

私個人としては、RSI(相対力指数)がお気に入りの指標です。

シンプルで分かりやすく、RSIのチャートから市場の心理やポジション過多など、多くの情報を読み取ることができます。ただし、トレーダーによって好みは異なり、MACDやストキャスティクス、CCIを利用する人もいます。

初心者の方には、様々な指標を試してみて、自分にしっくりくるものを見つけることをおすすめします。

Q3. 短期トレードと長期トレード、どちらが現在の市場環境(特にドル円とクロス円)に適していると考えますか?

A. 両方対応可能ですが、個人の特性によって選択すべきです。

現在の市場環境は非常にボラティリティが高く、日経平均株価が過去最大の大暴落と上昇を記録するなど、株式市場は混乱しています。これは為替相場にも影響し、ドル円も1日で100Pips以上変動する日もあります。

方向性がはっきりしているため、長期トレードでも短期トレードでも対応可能です。

ただし、長期トレードの場合、損益の変動が通常よりも激しくなるため、強いメンタルを持つトレーダーに適していると言えます。

Q4. 取引戦略の見直しはどのように実施されていますか?

A. ボラティリティと政策金利の方向性に応じて見直します。

ボラティリティが大きい相場の場合、スキャルピングを採用し、できるだけ資産をリスクにさらさないように心掛けています。また、政策金利の方向性が変化した場合は、取引戦略の見直しが必要です。

現在、米国を含む世界は利下げ方向、日銀は利上げ方向にあります。

ファンダメンタルな要因を考慮すると、円が買われやすい環境にあると言えます。

Q5. テクニカル分析を始める際に、初心者が最初に学ぶべきツールや指標は何ですか?その選定理由も教えてください。

A. 移動平均線が最適です。

初心者が最初に習得すべきは移動平均線だと思います。

移動平均線は基本中の基本であり、トレンドを見分けるのに非常に役立ちます。チャートを見るだけで相場の方向性が理解できるという利点があります。

移動平均線を習得した後は、一目均衡表やチャートパターン分析を学ぶと、実践的なトレードに役立つでしょう。

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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