FX用語集

プラザ合意

1985年9月22日、ニューヨークの「プラザ・ホテル」で開催されたG5(先進5カ国蔵相・中央銀行総裁会議)において、為替レートに関する合意が発表されました。当時、米国は巨額の貿易赤字と財政赤字(双子の赤字)に悩まされており、特に対日貿易赤字を解消するために「ドル安円高」政策を提案しました。この提案を日本の大蔵大臣であった竹下登氏が受け入れたことで合意が成立しました。翌日、ドル/円レートはわずか1日で、1ドル=235円から約20円下落しました。その後もドル安の傾向が続き、1年後にはドルの価値はほぼ半減し、1ドル=120円台での取引が行われるようになりました。