日銀政策決定会合と米雇用統計、今後の相場を左右する重要な日【2023年3月10日】
ファンダメンタル分析
米株式市場が大幅安、米政府は予算案を公表
米政府は富裕層向けの増税案を公表、株価の下落に起因
本日は日銀政策決定会合開催、黒田総裁のサプライズはあるか
12月の年末にサプライズがあり、今回も警戒する動きがある
NY終盤に円買いが強くなる、ドル円は136円まで下落
米失業保険件数は予想を上回る、労働市場が緩和
パウエル氏は金利動向について雇用統計を重視する発言
米雇用統計の市場予想は+22.2万人
米雇用統計が市場予想を上回れば大幅利上げの確率が高まる
テクニカル分析
為替相場はスイスフラン全面高・カナダドル全面安となっている。NY終盤に一時ドル高に転じるも、朝方はドル安に戻る。一部で円買いの需要も散見される。予想どおり金融緩和維持になれば、円安ドル高が意識されやすいか。
ドル円(USDJPY)
日銀金融政策決定会合と雇用統計の結果次第で、上下のどちらかに振れる可能性が高い。値動きが荒くなるため、発表前後のトレードには注意。サプライズがない限り、日米金利差が拡がっていくため、円安ドル高となる。よって、押し目買い方針。サプライズがあれば、方針を転換する必要があるだろう。
【ドル円/1時間足】
予想レンジ134.95~137.950円抵抗線137.42円支持線135.50円
ダウ平均株価(US30)
米雇用統計次第ではあるが、市場予想を上回れば米金利上昇が意識され、株価には下落圧力が掛かりやすくなる。昨日の予算案では富裕層への増税案が公表され、株価にとっては重荷となる。テクニカル的には200日移動平均線を終値で割っており、本日の動きは、下落基調が続くかどうかの判断材料となるだろう。
【US30/日足】
予想レンジ31820ドル~32570ドル抵抗帯32380ドル支持帯32000ドル
ビットコイン(BTCUSD)
仮想通貨市場を巡るファンダメンタルは悪化しており、下落が強まる可能性がある。メルマガでも触れられていたがシルバーゲート・キャピタルが仮想通貨決済ネットワークを閉鎖。それに伴う混乱が続いている。
チャート分析をすると、以前の急騰の際に窓を開けて上昇している。今回の下落で窓を埋める可能性が高い。一時的に2万ドルを割って、19700ドルまでの下落に警戒が必要だ。
【ビットコイン/日足】
予想レンジ1万9390ドル~2万1280ドル抵抗線2万800ドル支持線2万ドル
本日の重要経済指標
経済指標やイベント日本時間日銀金融政策決定会合12:00黒田日銀総裁記者会見15:30米雇用統計22:30
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。
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リスク免責事項
本分析は教育目的のみであり、投資助言ではありません。外国為替およびCFD取引には大きなリスクが伴い、すべての投資家に適しているわけではありません。過去の実績は将来の結果を示すものではありません。
This analysis is for educational purposes only and does not constitute investment advice. Trading forex and CFDs involves significant risk and may not be suitable for all investors. Past performance is not indicative of future results.