米FOMCで利上げ決定、新たな懸念材料浮上で円買い優勢か【2023年3月23日】

ファンダメンタル分析

  • 米FOMCで利上げ決定、市場予想どおりにインフレ抑制優先姿勢
  • パウエルFRB議長は利上げ停止の可能性にも言及
  • FOMCでは金融機関混乱を理由に利上げ停止も検討されたと報道
  • 米ファーストナショナル銀行、パックウェスト銀行に新たな懸念
  • 新たな米地銀問題発生の兆候あり、リスクオフの動き
  • イエレン財務長官は全面的な預金保護は検討していないと発言
  • 米主要株価指数は大幅安、金融株が売られる
  • 米不動産債務9000億ドルのうち4000億ドルが年内返済期限
  • 銀行リスクがあり交渉が難航する例が多発すると予想
  • 英消費者物価指数は10%、年内利下げ見通し後退
  • ラガルドECB総裁はインフレ抑制を改めて強調

テクニカル分析

FOMCでは利上げが決定され、金融機関混乱のさなかでもインフレ抑制を優先する姿勢が示された。政策金利発表直後はドル売り円買いの動きとなり、ドル円は急落。ポンド・ユーロは利上げが今後も続く見通しとなっており急上昇した。クロス円は全体的に戻り売り方針、ユーロドル・ポンドドルは押し目買い方針を基本にしたい。

ポンド円(GBPJPY)

ポンド円の1時間足チャートを分析する。161円台で若干反発しているが、為替相場では円買いが優勢となっている。GMMAを分析すると、短期GMMAが長期GMMAを下抜けしようとしており、160.80を割れると、160.30付近まで下落する可能性がある。

本日は英中銀政策金利発表のためポジションには十分注意したい。

【ポンド円/1時間足】
予想レンジ159.30~162.82円
抵抗線162円、161.28円
支持線160.25円

ユーロドル(EURUSD)

ユーロドルの日足チャートを分析する。1.0884ドルに大きなレジスタンスが控えているが、日足単位ではラウンドナンバーかつ直近高値付近の1.10ドルを目指す展開となっている。

現時点で5日続伸しており、ユーロ買いが続いている。調整の動きが突然発生する可能性もあるため、十分注意したい。

【ユーロドル/日足】
予想レンジ1.078ドル~1.095ドル
抵抗線1.088ドル、1.0903ドル
支持線1.08270ドル

ドル円(USDJPY)

ドル円の日足チャートを分析する。FOMC前は方向感が定まらない展開となっていたが、市場予想どおり利上げが決定され、かつ、利上げ停止が検討・パウエル議長のハト派発言で円買いが優勢となった。

ローソク足に注目すると、アウトサイドバー(包み足)の形となっている。ファンダメンタルを考慮すると、円買いが続くと予想。直近安値である130.50付近までは下落する可能性も考えられる。

【ドル円/日足】
予想レンジ129.68~132.68円
抵抗線131.93円
支持帯130.40~130.65円

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
スイス中銀政策金利発表17:30
英中銀政策金利発表21:00

※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。