ドル円相場は閑散、ボラティリティ回復に期待【2023年5月30日】

2023年5月30日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 英米市場が休場だったため、ドル円相場は閑散
  • トルコ大統領選はエルドアン氏が当選、トルコ株は急騰
  • ゴトー日と月末のため、東京時間午前のボラティリティ上昇に注意

ドル円テクニカル分析

ドル円は141円を目前にして反落し、140.10円付近まで下落した。現在、上昇チャネルを形成しており、執筆時点(5月30日早朝)でチャネルの下限ライン付近で推移している。米債務上限交渉が成功したことでリスク回避の流れはなくなり、円安ドル高基調が鮮明になっている。

日経平均株価が好調であるため、円安になったとしても、昨年ほどムードは悪くない。下限バンドの下に一目均衡表の雲が控えており、下方向へはトライしにくい。全体的な流れは上昇となると予想できる。

デイトレード戦略(1時間足)

デイトレード方針は、継続して押し目買い。緩やかな上昇チャネルが継続しているため、下限チャネルライン付近である140.20~140.30付近で押し目買いのチャンスがあるかもしれない。チャネル下限ラインを明確に割った場合はポジションをフラットにして様子を見る方針。

一目均衡表

一目均衡表の雲がチャネルラインの下値に控えており、支持帯として機能している。ただし、遅行線はローソク足を下回っているため、雲の中に価格が入ってしまうと、もみ合いになる可能性がある。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。

140.02円・・主要な支持帯

139.97円・・週足ピボット

【ドル円/1時間足】

市場センチメント

USDJPY 売り:75% 買い:25%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
米消費者信頼感指数23:00

※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。

執筆者

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。