ドル円は下落、米ISM指数が予想を下回り景気悪化を懸念か【2023年6月6日】

2023年6月6日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 米ISM製造業景気指数が市場予想を下回る、景気悪化懸念の再燃でドル安に
  • 米主要株価指数は小幅反落、低ボラティリティ相場が継続
  • 豪政策金利が本日発表予定、利上げ停止が予想
  • ドル円は140.48円まで上昇もISM指数の発表後に反落、139円前半で推移

ドル円テクニカル分析(1時間足)

デイトレード方針はレンジ取引。フィボナッチレベルに反応していることが確認できる。139.37円が61.8%に該当し、一度反発した。しかし、この価格帯を抜けると、138.75円付近まで下落する可能性がある。来週のFOMCや日銀政策決定会合を待つための調整相場となりやすい雰囲気がする。

フィボナッチレベル

23.6%の140.48円で反落し、61.8%の139.37円で反発した。短期的には下落基調が継続していると判断できる。138.37円を割り込んだ場合、主要な支持帯の価格である138.97円、138.75円までの下落に注意したい。

ローソク足

ローソク足に注目すると、上方向に対しての長いヒゲや高値圏での包み足が確認でき、上値が重たいことが示唆されている。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。

139.37円・・フィボナッチレベル

138.75円・・過去のレンジ相場下限価格

【ドル円/1時間足】

市場センチメント

USDJPY 売り:68% 買い:32%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
豪政策金利13:00

※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。

執筆者

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。