ドル円は下落、パウエルFRB議長の議会証言に市場は注目【2023年6月21日】
2023年6月21日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米主要株価指数は下落、買われすぎ水準になり一服か
- 鈴木財務相は「為替動向を注視し、適切な対応をする」とコメント
- 西村経済産業相は「過度な変動・投機的な動きは注視する」とコメント
- 世界的にコモディティ相場に下落圧力、ゴールドはレンジ相場を下抜け
- ドル円は142円の抵抗帯を超えられず、日足では包み足が形成
- パウエル議長の議会証言に注目、ドル円に大きな影響あり
ドル円テクニカル分析
ドル円は142.25円の高値を付けたが反落し、141.20円付近まで下落した。本日はパウエルFRB議長の半期に1度の議会証言があり、市場は注目している。金利に関する発言が出ると予想されるため、ドル円は神経質な展開になっている。そのため、日中は様子見姿勢が強まるかもしれない。
一目均衡表を見ると、転換線が抵抗線となって価格を下落させている。雲に突入しているため、不安定になりやすいが、方向感としては短期下落方向と予想できる。ただ、中長期目線では買い意欲が強そうである。
デイトレード戦略(1時間足)
デイトレード方針は押し目買い。引き付けて買いを仕掛けてみたい。141.05円付近担ったら、買いを仕掛け、140.80を割った時点でストップ。目標価格は、一目均衡表の基準線となっている141.70円付近を予想する。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
141.63円・・ピボットポイント
140.88円・・主要な支持帯
市場センチメント
USDJPY 売り:71% 買い:29%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
日銀政策決定会合議事要旨 | 8:50 |
英消費者物価指数 | 15:00 |
パウエルFRB議長発言 | 23:00 |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。