ドル円は145円が目前に迫る、為替介入に要警戒【2023年6月30日】
2023年6月30日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米株価指数は上昇、米GDPが大幅改定され第一四半期は前年比2.0%
- 米失業保険件数が大幅減少、利上げやリセッション懸念でも米景気が底堅いことを示唆
- ドル円は年初来高値を更新中、144.90円付近まで上昇
- 円安けん制発言が相次ぎ、為替介入リスクに要警戒
ドル円テクニカル分析
ドル円はNY勢の参入と共に急上昇。年初来高値である144.90円に到達し、145円が目前に迫っている。日足チャートを分析すると、7日続伸となり、強い上昇基調となっている。背景は日米金利差が意識されていること、ドル買いが強くなっていることが挙げられるだろう。
ドルインデックスを確認すると、ドル高傾向はしばらく続きそうなチャートの形となっている。ドル円を含む、ドルストレート通貨ペアはドル買い方向にトレンドが発生している。
デイトレード戦略(1時間足)
本日のデイトレード方針は十分に引き付けて戻り売り、もしくは様子見。
1時間足チャートを分析すると、24移動平均線(1日の移動平均)に支えられながら上昇を続けているが、やや上昇の勢いが弱まっている。RSIを確認すると、徐々にRSIの数値が下落していることが確認できる。
日足のRSIが69.7となっているため、反落のリスクは高まっていると考えることができるだろう。いずれにしても買い方向の深追いは避けたい。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
145.35円・・主要レジスタンスライン
144.90円・・主要抵抗帯
144.60円・・ピボットポイント
市場センチメント
USDJPY 売り:70% 買い:30%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
英GDP | 15:00 |
EU消費者物価指数 | 18:00 |
カナダGDP | 21:30 |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。