ユーロドルは上昇傾向、スウェーデンのNATO加盟承認で防衛強化【2023年7月11日】
2023年7月11日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- トルコがスウェーデンのNATO加盟に合意、ハンガリーも追って承認する見込み
- NATO前線が強化、ユーロ圏の防衛強化でファンダメンタルが良好に
- 日本のインフレ期待が9年ぶりの高水準に、日銀目標に近づき金利上昇圧力
- 米消費者物価指数が12日に発表、本日はドル売り傾向が継続か
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルは上昇傾向が継続している。ユーロドルの上昇の背景はドル売り。ユーロドルに限らず、ドル円、ポンドドルを含めドル売り方向にトレンドが発生している。ユーロドルの注目点は直近高値である1.1012ドルを上回るかどうかである。執筆時点では1.1007ドルで推移しており、更新も間近となっている。
デイトレード戦略(1時間足)
デイトレード方針は、押し目買い。中長期的には上目線を維持するが、RSIを見ると、71となっており、一時的に反落する可能性がある。24移動平均線がサポートラインとして機能しているため、24MAを割らない限りは上昇が継続すると考える。
直近高値である1.1012ドル付近では注意が必要だ。1.1012ドルを上回ればストップロスを巻き込んで1.110ドルに向かって上昇する可能性が高い。目先の上値目安は1.1030~1.1045ドル付近。
以上のことを考慮すると、1.0985ドル~1.099ドル付近での指値買い。決済は1.1030ドル付近をイメージする。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
1.1012ドル・・直近高値
1.100ドル・・ラウンドナンバー(支持帯)
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
独消費者物価指数 | 15:00 |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。