ゴールドは上昇基調、再び2000ドルを目指すか【2023年7月12日】
2023年7月12日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米CPIが本日発表予定、結果によってはドル円がさらに下落する可能性
- 米株価指数は上昇、マイクロソフトの買収計画に前進あり
- 原油価格が上昇して74ドル台に突入、上値目標は77.2ドル
ゴールドテクニカル分析
市場全体でドル安傾向が継続している。金利が低下していることやドル安によってゴールドが再び上昇基調になっている。1900ドルより下値を試したものの、買い意欲は強く、相当堅かったと考えられる。1900ドルから上昇基調が強くなり、高値更新を継続している。
目先の抵抗帯となるのは、1951ドル~1954ドルと予想する。
デイトレード戦略(1時間足)
デイトレード方針は、押し目買い。ドル売り傾向が継続すると考えられるため、デイトレードでは上昇目線で臨む。本日のピボットポイントは1931ドルであり、主要な支持帯の1つとなる。昨日のNY終盤では1929ドル~1931ドル付近でのレンジ相場となっており、本日の朝に上抜けしたという経緯がある。
以上を考慮すると、1931ドル付近まで下落すれば、押し目買い。1929ドルを下回った時点でストップロス。目標価格は、短期であれば1938ドル、中長期で狙うのであれば1948ドル付近を想定する。
本日は米CPIがあり、ボラティリティが高まる可能性が高いため、その前までには決済する方針。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
1948ドル・・主要抵抗線
1938ドル・・前日高値
1931ドル・・ピボットポイント
市場センチメント
XAUUSD 売り:74.1% 買い:25.9%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
ニュージーランド政策金利 | 11:00 |
米消費者物価指数(CPI) | 21:30 |
カナダ政策金利 | 23:00 |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。