米PPIも低水準、利上げ観測の弱まりでドル売りが継続【2023年7月14日】
2023年7月14日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米株価指数は大幅高、利上げ観測後退により株価の上昇要因となる
- 米生産者物価指数は3年ぶりの低水準
- FRBによる年後半の利上げは議論される見通し
ドル円テクニカル分析
ドル円は非常に激しい下落が継続していたものの、137円台後半の支持帯で小幅反発し、一服している。日足チャートの一目均衡表の雲に突入しており、下値は堅く、安値更新するためには時間が掛かると予想される。
直近の日足上昇トレンドの半値は137.35円付近にあり、137円前半まで下落するシナリオも考えられる。ただ、半値は意識されやすい反発ポイントとなるため、押し目買いが入る可能性がある。
デイトレード戦略(1時間足)
デイトレード方針は、様子を見ながら十分に引き付けて押し目買いをしたい。週末であるため、新たなポジション注文が入ることは少ないのではないかと考える。具体的には、日足の半値ポイントに該当する137.35円付近まで下落すれば買ってみたいと考えている。
上記の水準に達しなければ、トレードは見送る方針。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
137.95円・・主要な支持帯
137.35円・・主要な支持線(過去の高値)
市場センチメント
USDJPY 売り:29% 買い:71%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
米ミシガン大学消費者信頼感指数 | 23:00 |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。