ドル円は狭いレンジ相場を形成、日銀会合までは動きにくいか【2023年7月18日】

2023年7月18日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 米株価指数は反発、利上げ観測の後退により株式市場の買い注文が増加
  • 中国経済指標は経済減速を示唆、原油相場に下落圧力
  • ドルストレート通貨ペアは小幅なレンジ相場を形成、各国金融政策会合待ち

ドル円テクニカル分析

ドル円は137.25円まで下落後、調整の動きをしている。フィボナッチリトレースメントの23.6%まで戻っている。ファンダメンタル分析としては、日銀政策の変更を予想する投資家も一定数いるため、戻ったところは売られやすい。また、ドル指数の低下によっても、相対的に円が買われやすくなっているようである。ただ、RSIが53になっており、テクニカルとは相反していることに注意したい。

また、ドル安にも一服感があるため、今後の相場は、新たな材料待ち相場となっている。来週は各国の金融政策会合が開催されるため、その結果を待って、新たなトレンドの出現に備えたい。

デイトレード戦略(1時間足)

デイトレード方針は逆張りトレード。ただ、十分に引き付けたい。具体的には139.8円、140円前半になれば売りトレード、137.86円付近になれば買いトレードを考える。137.86円より下値は堅いと考える。利益確定の動きが増えると予想されるため、137.80円以下では積極的に買いを入れてみたい。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。

140.12円・・主要な抵抗帯

139.80円・・主要な抵抗帯

137.86円・・月足単位の重要な支持帯

【ドル円/1時間足】

市場センチメント

USDJPY 売り:37% 買い:63%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
英消費者物価指数15:00
EU消費者物価指数18:00

※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。

執筆者

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。