ドル円は142円に迫る、日銀政策決定会合では金融緩和維持が濃厚【2023年7月24日】
2023年7月24日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 日銀政策決定会合でYCC修正観測が後退、円安が急速に進行中
- 米ハイテク株決算による売りが続く、今週も米企業の決算が多数
- FRB・ECBは利上げ予想に対し日銀は据え置き予想、クロス円に注目
ドル円テクニカル分析
ドル円は円安ドル高の動きによって、142円に迫る勢いで急上昇した。消費者物価指数が3%を超える中、日銀による金融政策変更の可能性が低くなり、円が売られるセオリー通りの動きとなっている。上昇トレンドは継続しており、チャネルを描画できる。チャネルライン上限付近で推移しているため、一度調整の動きがありそうだ。
デイトレード戦略(1時間足)
デイトレード方針は押し目買い。執筆時点ではチャネル上限付近で推移しているため、チャネル下限に近づくまで待って、押し目を積極的に買っていきたい。具体的には141.15円付近のピボットポイント付近、24移動平均線が目安となる。141円前半で買いポジションを保有できるチャンスを探せそうだ。チャネルを明確に下回った時点でストップロスとする。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
142.60円・・主要な抵抗線
141.15円・・ピボットポイント
市場センチメント
USDJPY 売り:59% 買い:41%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
米サービス業購買部協会景気指数 | 22:45 |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。