ユーロドルは下落基調が継続、ユーロ圏の経済縮小が顕著に【2023年7月25日】
2023年7月25日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 日銀は物価見通しを2.5%へ引き上げと一部報道、円買い要因になるか
- ユーロ圏の経済縮小が顕著に、ユーロ圏PMIが低い数値に
- OPECの減産が開始、原油価格は重要テクニカル指標を上回る
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルは1.10ドルの重要な支持帯を割り込み、1.06ドル付近まで下落した。昨日発表されたユーロ圏のPMIが低い数値になり、ユーロ売りが強まった。ユーロドルは下降チャネルに沿って下落を続けており重要な支持帯である1.06ドルにぶつかっている。また、日足チャートを確認すると、1.04ドルに24日移動平均線が控えており、1.04ドル~1.06ドル付近は厚い支持帯となるため、下抜けするには、やや時間が掛かりそうだ。
デイトレード戦略(1時間足)
執筆時点では売り優勢と判断する。ただし、重要な支持帯が控えているため、突っ込み売りは避けたいところ。十分に引き付けて戻り売りを仕掛けてみたい。具体的には1.10ドル付近になれば、試し売りをしてみてもよいだろう。ECBの政策金利発表を控えているため、ボラティリティが徐々に小さくなる可能性には十分注意したい。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
1.10ドル・・ラウンドナンバー
1.06ドル・・重要な支持帯
市場センチメント
EURUSD 売り:55% 買い:45%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
米消費者信頼感指数 | 23:00 |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。