米FOMC後のFRB議長コメントに注目、ドル円はボラティリティ上昇に注意【2023年7月26日】
2023年7月26日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米FOMCが明日未明に開催予定、年内追加利上げの可能性に言及するかに注目
- 中国が不動産分野の政策緩和策導入を示唆、原油と豪ドルに強い買い注文
- ドル円はポジション調整でやや円高に、上昇チャネルを下抜けしてレンジを形成
ドル円テクニカル分析
ドル円は上昇チャネルを下抜けしており、24移動平均線も下回っているため、上値が重いと確認できる。また、141.10円には強い抵抗帯が存在するため、上昇するためには材料が必要だ。
FOMCでは0.25%の利上げは織り込み済みであるものの、今後の追加利上げの可能性については判断が分かれている。FOMCの政策金利発表後のパウエル議長の発言次第では、上にも下にもどちらにも動く可能性が高い。ポジション管理には十分注意したい。
デイトレード戦略(1時間足)
米FOMCを控えているため、トレンド方向を示すのは非常に難しい。ただ、141.10円台には強い抵抗帯が存在することや執筆時点ではピボットポイントである141.16円を下回っているため、買いをいれるのは慎重になりたい。方向感としては、上値が重いため、ジリジリと下落すると予想する。
140.30円までは主要な抵抗線が少ないため、取引量が多くなれば下落が強まる可能性がある。RSIも50を下回っているため、下落基調を示している。140.75円を割り込めば、ストップロスを巻き込んで141.30円付近まで下落する可能性がある。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
141.16円・・ピボットポイント
140.30円・・主要な支持帯
市場センチメント
USDJPY 売り:57% 買い:43%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
豪消費者物価指数 | 10:30 |
FOMC金融政策発表 | 翌3:00 |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。