米雇用統計はまちまちの結果、日本の長期金利がジワジワと上昇中【2023年8月7日】
2023年8月7日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米雇用統計はまちまちの結果、雇用者は減少も平均時給は市場予想を上回る
- 9月の米FOMCによる利上げ観測は後退、ドル売りが強まる
- 日本の長期金利は上昇、円買い要因となる
ドル円テクニカル分析
米雇用統計は雇用者数は減少するも、平均時給の伸びは市場予想を上回った。為替相場全体ではドル売りが優勢となり、ドルストレート通貨は大きく変動した。ただし、追加利上げを促す内容ではなく、市場では利上げピークを迎えたという見方も一定数ある。
日本の長期金利が上昇しており、0.64%付近で推移している。上限1.0%と決定しているため、1.0%を超えることを日銀は防ごうとするが、金利上昇という背景から円買いが強くなり始めていることには留意したい。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル売りが優勢になっていること、日本の長期金利上昇に伴い円買い需要が発生していることを踏まえて、デイトレード方針は戻り売り戦略とする。
具体的には、142円前半に控えている24移動平均線付近での戻り売り、141円後半の141.85円付近での買戻しをイメージする。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
141.95円・・直近の主要高値
141.60円・・主要な支持帯
市場センチメント
USDJPY 売り:32% 買い:68%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
米FOMCメンバーによる講演 | 21:15 |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。