ドル円は146円台を回復、日米金利差で下値は堅い【2023年8月22日】
2023年8月22日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米株価指数はハイテク株が上昇、3日ぶりに反発
- 米ジャクソンホールのパウエル議長の講演に市場は注目
- 週後半にボラティリティが上昇するか、ドル円は上値リスクに警戒
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析すると、一目均衡表の転換線が支持線として機能しており、146円台に回復している。特に、146.550円を上抜けることができれば、直近高値を更新し、上昇トレンドがさらに続く可能性が高まる。
市場のセンチメントを詳しく見ると、昨日に比べて売りポジションが増加している。ストップロスを狙った上値試しの動きが発生する可能性がある。一方、日銀による為替介入の可能性には引き続き警戒が必要である。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足チャートを分析すると、緩やかな上昇トレンドが続いていることが確認できる。利益確定の売りが入る場面も見られるものの、全体としては下値が堅く、下がりづらい展開。日米金利差が継続していることが影響しており、この金利差がドル円を支えている。
移動平均線や上昇トレンドラインを維持できるかどうかが、1時間足でのドル円の方向性を決定する重要なポイントとなるだろう。
デイトレード戦略は、押し目買い。エントリー価格を145.80円に設定し、利益確定のターゲットを146.80円にする。一方、ストップロスは145.50円に設定する。継続する上昇トレンドを背景に、短期的な下落を買いのチャンスとする方針。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
146.80円・・抵抗線
145.00円・・ラウンドナンバー
市場センチメント
USDJPY 売り:74% 買い:26%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
米中古住宅販売件数 | 23:00 |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得