ゴールドは1920ドルに接近、米追加利上げ観測後退で急騰【2023年8月24日】
2023年8月24日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- AIブームの先駆者エヌビディアの決算は市場予想を大きく上回る
- 米株価指数は急騰、一方、米PMIは経済縮小圏を示す数値
- 米追加利上げ観測が後退してゴールドは急騰
ゴールドテクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析すると、米PMIの数値が経済縮小圏に入ったことで、追加利上げの観測が後退している。現在、10日移動平均線を上回り、1920ドルに接近している。今後は1926ドル付近でのもみ合いが予想される。
特に、明日は米ジャクソンホールでのパウエル議長の講演が予定されており、市場のボラティリティが高まる可能性がある。そのため、ゴールドの上昇が継続するかどうかは不透明な状況となっている。
デイトレード戦略(1時間足)
ゴールドの1時間足チャートを分析すると、米PMIの発表直後に価格が急伸している。240移動平均線が明確な抵抗線として機能しており、一方でボリンジャーバンドの+1σ線が支持線として作用している。市場のセンチメントを見ると、売りポジションが増加しており、これがストップロス狙いの短期的な上昇を引き起こす可能性がある。
本日のデイトレード方針は短期の押し目買い。エントリー価格を1916.25ドル、決済価格を1926ドルと設定。ストップロスは1910ドルとし、ピボットポイントを割った段階での損切りを意識する。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
1926ドル・・主要な抵抗線
1916ドル・・主要な支持帯
1911ドル・・本日のピボットポイント
市場センチメント
XAUUSD 売り:75% 買い:25%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
米ジャクソンホールシンポジウム | 21:00 |
米失業保険申請件数 | 21:30 |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。