ドル円は上昇基調、高値更新が継続中【2023年8月28日】
2023年8月28日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- パウエルFRB議長は追加利上げに慎重姿勢、米株価指数は上昇
- ドル円は高値更新、146円台後半に突入
- ラガルドECB総裁は高金利政策の継続を強調
ドル円テクニカル分析
ドル円相場の日足チャートを分析する。追加利上げについては「データ次第」という姿勢をパウエルRFB議長は強調。利下げ時期についての言及がなく、円高方面へのイベントリスクを一旦通過した形となった。テクニカル面では、GMMAがトレンドの強さを示す形を形成しており、上昇トレンドが継続する可能性が高い。
また、日足チャートにおいて146.80円がフィボナッチリトレースメントの61.8%に該当する。ドル円は上昇トレンドが継続する可能性が高く、146.80円を突破することでさらなる上昇が期待される。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円相場の1時間足チャートを分析すると、10, 24, 72の移動平均線がパーフェクトオーダーの位置にあり、全て上向き。安定した上昇トレンドを示唆する。さらに、ADXの+DIも上向きで、ADX自体が23となっている。
戦略としては「押し目買い」。エントリーポイントは146.20円(10移動平均線)を目安に、決済は147.45円(フィボナッチエクスパンションの100%)を目標とする。ストップロスは145.70円(直近の安値を割った点)に設定する方針。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
146.80円・・フィボナッチレベル
146.50円・・主要な支持線
市場センチメント
USDJPY 売り:75% 買い:25%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
豪小売売上高 | 10:30 |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。