ドル円は押し目買いで上昇、高値更新できるかが焦点【2023年9月4日】
2023年9月4日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米雇用統計は賃金の伸びは減少も雇用者数は増加
- 他の米経済指標が予想外に強い結果に、一時ドル安も終盤は強いドル高
- 為替市場ではドル全面高が継続、一方、ユーロが全面安
ドル円テクニカル分析
ドル円相場の日足チャートを分析する。米雇用統計の賃金伸びが減少し、一時はドル売りに傾いたが、その後の別指標で経済の底堅さが示され、ドル高に転じた。追加利上げ観測は後退しているが、経済の強さからソフトランディングが意識され、株高、ドル高となった。
日足の一目均衡表の基準線が意識されており、押し目買いの動きが見られる。直近の高値は147.37円付近。本日は重要指標発表がないため、146.75円を上抜けできるかが焦点となりそうである。このレベルを突破すると、再び高値更新の可能性が高まる。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円相場の1時間足チャートを分析する。240移動平均線で支えられて反発している
1時間足の240移動平均線は2週間の移動平均を示し、スイングトレーダーの動向として重要な指標である。本日のレンジ上限価格は147.17円付近と予想される。ボリンジャーバンドはエクスパンションの段階にあり、+1σが支持線として機能すれば、バンドウォークが発生する可能性がある。ドル高は継続する見通しである。
デイトレード方針としては、押し目買いを考える。エントリーは145.90円、ストップは145.60円、決済は147.17円を目指す。トレーリング注文を仕掛け、147.17円になれば決済する。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
146.65円・・主要な抵抗線
147.17円・・本日のレンジ上限予想価格
市場センチメント
USDJPY 売り:69% 買い:31%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
ECBラガルド総裁発言 | 22:30 |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得