ゴールドは下落、米追加利上げ観測が再浮上しドル高が強まる【2023年9月7日】
2023年9月7日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米株価指数は下落、米ISM製造業景況感指数が予想を上回る
- 米追加利上げの可能性が再浮上、為替相場はドル高が継続
- ゴールドは移動平均線でデッドクロス、下落基調が強まる
ゴールドテクニカル分析
ゴールド相場の日足チャートを分析する。現在、ゴールドは下降チャネルの上限に挑戦しているが、突破は失敗している。24日移動平均線を下回る動きを見せており、再度1900ドルの水準を目指す展開と予想できる。
米国の経済指標が市場予想を上回ったことから、追加利上げの可能性が意識されている。よって、ドル高が継続しており、それがゴールドの上値を抑える要因となっている。具体的には、1892ドルおよび1884ドルが日足で意識されている安値となる。
デイトレード戦略(1時間足)
ゴールドの1時間足チャートを分析する。現在、24短期移動平均線が240移動平均線を下回る動きを見せており、これはデッドクロスとして知られる強い売りシグナルを示唆している。240移動平均線がしっかりと意識されており、このラインでの反落が確認できる。この動きは非常に確率の高い売りのシグナルとなっている。
テクニカル的には、1906ドルまでの下落が考えられる。また、RSIが30を下回った後、再び上昇して30を上回る動きをした際には、決済が望ましいと考えられる。
デイトレード方針としては、新規売りを考える。エントリーは1916ドル、ストップは1921ドル、そして決済ターゲットは1906ドルと設定する。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
1910ドル・・フィボナッチレベル
1900ドル・・ラウンドナンバー
市場センチメント
XAUUSD 売り:21% 買い:79%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
EU圏GDP | 18:00 |
米失業保険申請件数 | 21:30 |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得