ドル円は下落、クロス円通貨の下落に連動したか【2023年9月8日】
2023年9月8日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米失業保険件数が減少、米経済指標の強弱が混合
- EU圏のGDPが下方修正、ユーロ売りにつながる
- 為替相場ではドルの他に円も買われやすい地合いとなる
ドル円テクニカル分析
ドル円相場の日足チャートを分析する。米経済指標の強さを背景にドル高が進行しているが、一方でクロス円通貨の売りが見られ、円も連動して買われた。昨日の動きは反落を見せたが、基本的なファンダメンタルとしては、日米金利差が市場の関心を集めている。
現在の上昇の勢いはやや弱まってきており、146.80円の支持線が維持されるかどうかが今後の動向を左右するキーポイントとなると予想する。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円相場の1時間足チャートを分析する。現在、一目均衡表の雲の中でもみ合い相場を形成している。転換線が基準線を下回っており、遅行線もローソク足を下回る形となっている。さらに、RSIが50のラインを上回ることができず、上昇基調への移行が難しい状況となっている。
特に、一目均衡表の雲下限147.09円を下回る動きが見られた場合、短期的な売り圧力が強まる可能性がある。トレード方針としては、短期売りを考え、ストップは一目均衡表の雲上限に設定し、決済目標は146.80円とする。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
146.80円・・主要な支持線
市場センチメント
USDJPY 売り:69% 買い:31%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
日本GDP | 8:50 |
ドイツ消費者物価指数 | 15:00 |
カナダ雇用統計 | 21:30 |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。