ドル円は底堅い、米消費者物価指数に注目【2023年9月13日】
2023年9月13日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- ドル円は底堅く推移、日米金利差が解消されない限り円安か
- 米消費者物価指数に注目、原油価格上昇でインフレ加速か
- 原油価格は88ドル台で推移、10年来の供給不足に陥る
ドル円テクニカル分析
ドル円相場の日足チャートを分析する。24短期移動平均線と一目均衡表の転換線が意識されている。現在、ドル円は押し目買いの意欲が強く、下落するたびに買い戻される展開が続いている。日米の金利差が解消されない限り、円安基調の転換は難しいと見られる。
今後の注目点として、米CPIの結果が挙げられる。市場予想を上回る結果となれば、円安方向に大きく動く可能性がある。また、原油価格の高騰によるインフレ加速も懸念されており、インフレ率が市場予想を上回る可能性が指摘されている。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円相場の1時間足チャートを分析する。現在、下降トレンドラインが描画でき、このトレンドラインを上にブレイクするかどうかが焦点となる。1時間足の転換線は既に割れているが、下値には基準線、雲、そして240移動平均線が存在し、これらが強固な支持として働く可能性がある。
このため、下値の支持線が確認されるか、トレンドラインがブレイクされるまで、エントリーには慎重になりたい。特に、本日は米CPIの発表が控えており、その結果によっては大きなボラティリティが発生する可能性がある。方針としては、米CPIの結果を確認した後のエントリーとし、現状は様子見が適切と考えられる。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
147.25円・・主要な抵抗線
146.86円・・一目均衡表の雲上限
市場センチメント
USDJPY 売り:70% 買い:30%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
英GDP | 15:00 |
米消費者物価指数 | 21:30 |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得