ファンダメンタル分析

• 英中銀は政策金利据え置き決定、ポンドドルは240日移動平均線を下回って下落
• 日銀政策決定会合を控えてドル円は下落、ドル円は上昇ウェッジをブレイクするか
• 日銀政策決定会合が開催予定、ドル円やクロス円のボラティリティに注意

ゴールドテクニカル分析

ゴールド相場の日足チャートを分析する。FRBの高金利政策継続が影響し、ゴールドには下落圧力がかかっている。一目均衡表の雲を上抜けることができず、雲の中で24日、240日移動平均線、基準線、転換線がすべて1925ドル付近で推移している。このレベルは強力な抵抗線として機能している。

雲を下抜けた場合、1906ドル付近までの下落が考えられる。直近の相場では、1925ドルレベルが短期的な方向性を決定するキーとなる。上抜ければ強気、下抜ければ弱気のシグナルが確認できる。1925ドルの抵抗線をしっかりと確認し、そのレベルでの動きに注目することが重要。

デイトレード戦略（1時間足）

ゴールド相場の1時間足チャートを分析する。240移動平均線を下抜けした後、一時的な回復の動き（リターンムーブ）が見られる。24移動平均線と240移動平均線がデッドクロスする可能性に注目が集まる。一目均衡表の転換線は上回っているが、通貨強弱でドル高傾向が確認できるため、本日も下落圧力が強いと判断する。

デイトレード方針としては、売りエントリー。エントリーポイントは1921ドル、ストップは1925ドル、決済目標は1908ドルとする。デッドクロスが確認できた場合や、一目均衡表の転換線が下回るシグナルが出た場合は、売りポジションを強化することを検討できる。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。

1936ドル・・一目均衡表の雲上限

1907ドル・・支持線

1900ドル・・ラウンドナンバー

市場センチメント

XAUUSD　売り：33％　買い：67％

本日の重要経済指標

※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.（シュウ・フジヤス・ジュニア）からの提供となります。

執筆者

Shu Fujiyasu Jr.（シュウ・フジヤス・ジュニア）

認定テクニカルアナリスト（CMTA）取得
国際認定テクニカルアナリスト（CFTe）取得