ファンダメンタル分析

• 米消費者信頼感指数が悪化、株価は大幅下落
• インフレと高金利が同時発生するスタグフレーション懸念
• ゴールドは1900ドルのサポートを維持できるかに注目

ゴールドテクニカル分析

ゴールド相場の日足チャートを分析する。現在、ゴールドはトライアングルの下限ラインを下方向にブレイクしている。この動きのきっかけとして、米消費者信頼感指数の悪化が挙げられる。サポート面では、1892ドル付近に大きな支持帯が存在する。

さらに、フィボナッチエクスパンションを用いて分析した結果、1868ドルが61.8％のレベルに該当することが確認される。この情報を基に、10月のゴールドの価格推移は、1850ドルから1900ドルの間でのもみ合いが予想される。

デイトレード戦略（1時間足）

ゴールド相場の1時間足チャートを分析する。現在、RSIは26付近に位置しており、30を再び上回るタイミングでの反発の可能性が考えられる。トレンドが強まる中、一目均衡表の転換線が抵抗線としての役割を果たすことが多い。

短期的には、1904ドルまでの反発が予想され、さらに移動平均線を考慮すると1908ドルまでの回復も考えられる。しかし、ドル高の基調は変わっていないため、価格が戻ったところでの売りが適切と判断する。

具体的なトレード方針としては、戻り売り。エントリーポイントは1906ドル、ストップは1910ドル、目標とする決済ポイントは1894ドルとする。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。

1900ドル・・ラウンドナンバー

1892ドル・・月足単位の支持線

市場センチメント

XAUUSD　売り：14％　買い：86％

本日の重要経済指標

※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.（シュウ・フジヤス・ジュニア）からの提供となります。

執筆者

Shu Fujiyasu Jr.（シュウ・フジヤス・ジュニア）

認定テクニカルアナリスト（CMTA）取得
国際認定テクニカルアナリスト（CFTe）取得