ドル円は小幅下落、円安けん制コメントが続く【2023年9月29日】
2023年9月29日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- ドル円は149.70円の高値を超えられず149円前半に下落
- 財務相二よる円安けん制の口先介入、目立った効果なし
- 日米金利差が解消されないかぎり、円安ドル高基調は変わらず
ドル円テクニカル分析
ドル円相場の日足チャートを分析する。現在、上昇チャネルの上限バンドに接近しており、149.70円の高値は突破されていないが、上昇基調は維持している。円安けん制の口先介入が行われているものの、市場への影響は限定的である。
ボリンジャーバンドに目を向けると、スクイーズが確認でき、これはボラティリティの増加を示唆している。24移動平均線は現在の動きにおいて支持線として機能しており、さらに148.50円付近も強固な支持帯として働く可能性が高い。今後の動向には注意が必要だ。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円相場の1時間足チャートを分析する。現在、上値が重たくなっている様子が見受けられる。RSIは50付近での推移となっており、この水準が短期的な方向性を示すキーとなる。RSIが50を明確に下回る動きを見せれば、下落基調へのシフトが考えられる。
一方、RSIが50で反発する場合、高値更新を目指す上昇が期待できる。ファンダメンタル面での大きな変化は見られないため、円安ドル高の基調は継続すると予想される。
デイトレード方針としては、買い。エントリーポイントは149.35円、目標は150.15円、ストップロスは148.950円と設定する。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
149.70円・・直近高値
148.50円・・・過去に意識された価格帯
市場センチメント
USDJPY 売り:75% 買い:25%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
英GDP | 15:00 |
EU圏消費者物価指数 | 18:00 |
米個人消費支出価格指数コア | 21:30 |
カナダGDP | 21:30 |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得