ゴールドは窓を開けて上昇、雇用統計は市場予想の2倍を記録【2023年10月9日】

2023年10月9日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 米雇用統計は市場予想17万人に対し33万6000人と約2倍
  • イスラエル付近での紛争が激化、安全資産としてゴールドが買われたか
  • ゴールドは窓を開けて上昇、1948ドルで取引開始

ゴールドテクニカル分析

ドル円相場の日足チャートを分析する。下落チャネルの下限に接近した後、反発の動きを見せている。背景には、イスラエルとパレスチナの紛争の激化があり、地上侵攻の可能性も浮上している。この状況を受けて、安全資産とされるゴールドが買われ、窓を開ける動きが確認された。

米雇用統計は市場予想を大きく上回ったが、雇用者数のピークとの見方や、これ以上の金利上昇は期待できないとの声も。これがゴールドの買いを後押しした可能性がある。テクニカル面では、一目均衡表の転換線を上回る動きが見られ、今後の動向に注目が集まる。

【ゴールド/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

ドル円相場の1時間足チャートを分析する。取引開始時に窓を大きく開け、1848ドルまで上昇してレンジを上抜けした。日足の一目均衡表の転換線である1857ドルが次の焦点となるだろう。窓を埋める動きの可能性が考えられる。

本日は窓を埋める動きを予想したい。方針としては、売り。エントリーポイントは1848ドル、決済目標は1839ドル、ストップロスは1855ドルと設定する。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。

1857ドル・・一目均衡表の転換線

【ゴールド/1時間足】

市場センチメント

XAUUSD 売り:29% 買い:71%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
カナダ・日本祝日

※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。

執筆者

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。