ドル円は小幅下落、上値が重く方向感がない展開が続く【2023年10月17日】
2023年10月17日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米国は中東諸国歴訪、外交的解決を模索
- 米国の姿勢が市場に好感、株価上昇で為替相場もリスクオン
- ドル円はボラティリティ減少、方向感がない展開が続く
ドル円テクニカル分析
ドル円相場の日足チャートを分析する。現在、149.50円付近での推移が確認でき、ボラティリティの減少が見受けられる。上昇トレンドは継続中だが、明確な方向感は希薄となっている。
MACDのヒストグラムは継続して減少しており、日足でダイバージェンスが発生していることも確認できる。
24移動平均線が引き続き意識されており、このラインを上回っている限り、上方向への動きが優勢といえそうだ。日足における主要な高値として150.15円が挙げられ、この価格を超えると上昇の継続が期待される。しかし、中東の政治的状況によっては円高の動きも考えられるため、その点には注意が必要だ。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円相場の日足チャートを分析する。現在、一目均衡表の雲の中でもみ合い相場が続いている。上昇トレンドラインはかろうじて上回っているものの、一目均衡表の転換線・基準線は下回り、遅行線もローソク足を上抜けることができていない。この状況から、上昇トレンドラインを割り込み、雲を下回る場合、一時的な下落が考えられる。
エントリーに関しては、価格が十分に引き付けられた場合に買いを考え、具体的には149.18円でのエントリー、148.85円でのストップ、149.85円での決済を目指す方針。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
149.76円・・直近高値
149.39円・・一目均衡表の雲下限
市場センチメント
USDJPY 売り:74% 買い:26%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
豪金融政策委員会議事要旨 | 9:30 |
英雇用統計 | 15:00 |
米コア小売売上高 | 21:30 |
カナダ消費者物価指数 | 21:30 |
FOMCメンバー講演 | 22:20 |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得