ドル円は上昇、日銀物価見通しに反応も下落は継続せず【2023年10月18日】
2023年10月18日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米小売売上高は堅調な結果に、ドル買いが強くなりドル円上昇
- 日銀物価見通しを上方修正報道に反応、148円後半に急落
- 急落後、押し目買いですぐに149円後半に回復
ドル円テクニカル分析
ドル円相場の日足チャートを分析する。日銀の物価見通し修正報道を受けて急落したが、日足の一目均衡表の基準線が支持線として機能している。現在、149.70円台で推移し、ボラティリティが小さく、方向感が乏しい。
日銀の物価見通し修正報道に市場が敏感に反応し、短時間で148円後半まで下落したが、ファンダメンタルに大きな変化はないため、押し目買いのチャンスとして捉え、すぐに149円後半まで回復した。米経済指標の堅調な結果もドルの強さを後押ししている。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円相場の1時間足チャートを分析する。市場センチメントは75%が売りとなっており、ストップロスを狙った急激な上昇の可能性も考慮する必要がある。直近の重要なレベルは150.15円で、これを超えると、次の目安は150.60円、さらに151.90円となりそうだ。相場は慎重に動いており、方向感が定まるまで待ちたい。
テクニカル面では、RSIは方向感を示しておらず、一目均衡表の転換線が支持線として機能している。転換線を上回る限り、上昇の見込みが続くだろう。しかし、150円近辺でのエントリーは難しく、逆張りを狙った短期売買が適している可能性がある。
デイトレード方針としては、反発売りを考え、エントリーは150.30円、決済は149.75円、ストップは150.50円とする。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
150.15円・・目安上値上限
148.73円・・日足一目均衡表の基準線
市場センチメント
USDJPY 売り:75% 買い:25%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
英消費者物価指数 | 15:00 |
EU圏消費者物価指数 | 18:00 |
米建築許可件数 | 21:30 |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得