ゴールドは2000ドルを目指す、安全資産へ資金流出が加速【2023年10月23日】
2023年10月23日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- ゴールドは一時2000ドルに接近、中東紛争の終わりが見えず
- 中東紛争に米国を巻き込む可能性、安全資産の需要増加
- 週明けは窓を開けて下落、調整局面に注意
ゴールドテクニカル分析
日足のゴールド日足チャートを分析すると、10移動平均線が240移動平均線を上回っており、ゴールデンクロスが発生している。上昇の目標となっていた2000ドル近くの高値を付けたことで、一服感が出てきている。
非常に強い上昇が続いていたため、調整の動きが出てもいい頃だろう。2000ドル台に価格が上昇するには、新しい材料が必要である。4時間足のRSIを見ると、70を下回る可能性もあり、やや中期的な調整に注意が必要だ。
デイトレード戦略(1時間足)
1時間足のチャートを分析する。72移動平均線が下値に控えており、支持線となる可能性がある。24移動平均線は割っており、調整の動きが強くなるかもしれない。RSIは52となっており、50で反発するのか、50を割り込むかが焦点となる。
中東情勢のリスクがどうなるのかは予測が難しいが、少なくともすぐの解決は見込めなさそうだ。ファンダメンタル的にはゴールドの上昇が自然だろう。
調整の売りが出た後は押し目買いが入る可能性が非常に高い。デイトレード方針としては押し目買いで臨みたい。具体的には1960ドル付近のエントリー、1977ドル付近での決済を考える。中長期であれば、2000ドルまで保有することもできる。ストップは72移動平均線を割った段階で実施したい。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
2000ドル・・ラウンドナンバー
1969ドル・・主要な支持線
市場センチメント
XAUUSD 売り:67% 買い:33%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
EU消費者信頼感指数 | 23:00 |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得