ユーロドルが上昇、直近高値を上回って上昇トレンド発生【2023年10月24日】
2023年10月24日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- ユーロドルが急伸、直近高値を上回り上昇トレンド発生
- ガザ紛争のリスクが若干緩和、先週の急激な動きに一服感
- ユーロ消費者信頼感指数は市場予想を上回る、1.067ドル付近で推移
ユーロドルテクニカル分析
日足のユーロドルチャートを分析する。ユーロ圏の消費者信頼感指数が市場予想を上回った他、中東情勢に若干緩和の兆しがあり、売られすぎだった相場にショートカバーが入った可能性がある。
テクニカル的に考えると、1.0635ドルの直近高値を明確に上回り、上昇トレンドが発生した。2023年7月から下落トレンドが続いていたが、今回の上昇で一服した感がある。フィボナッチエクスパンションを描画すると、61.8%を超えて、次の目標値である1.0685ドルを目指すと考えられる。ある程度、強い抵抗線となると予想される。
RSIが51となり、50を上回って推移していることも、上昇トレンド転換を裏付けるものとなっている。
デイトレード戦略(1時間足)
ユーロドルの1時間足を分析する。1.067ドル付近で推移しており、1.0685ドル付近がフィボナッチエクスパンションの100%に該当する。一度反落の可能性があるため、押し目を待ちたい。
RSIが70を上回っており、70を下回ったタイミングで利益確定の動きがありそうだ。押し目は1.065ドル付近まで下がる可能性がある。RSIが50付近になったところで、買いエントリーを考えたい。
具体的なデイトレード方針は、1.0635ドルでエントリー、決済は1.068ドル、ストップは1.0610ドルと設定する。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
1.0747ドル・・主要な抵抗線
1.0650ドル・・主要な支持帯
市場センチメント
EURUSD 売り:65% 買い:35%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
日銀コアCPI | 14:00 |
英雇用統計 | 15:00 |
EU製造業購買担当者景気指数 | 17:00 |
ラガルドECB総裁発言 | 21:30 |
米サービス業購買部教会景気指数 | 22:45 |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得