ユーロドルはもみ合い、FRBは政策金利維持を決定【2023年11月2日】
2023年11月2日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米FRBは2会合連続で政策金利維持を決定、FRB議長はハト派姿勢
- 米ADP雇用統計は市場予想を下回る、米労働市場は縮小傾向
- 為替市場ではドル全面安、ユーロドルは押し目買いで「ハンマー」を形成
ユーロドルテクニカル分析
日足のユーロドルチャートを分析する。24移動平均線が下支えとなって、下がったところが買われた。下値は全体的に堅くなってきており、ジリジリと上昇していることが確認できる。フィボナッチリトレースメントを分析すると、23.6%に該当するのが、1.0640ドル付近となり、一定の抵抗として機能している。
直近高値である1.0695ドルを上回れば、240移動平均線を目指して上昇する可能性がある。本日の米失業申請件数や明日の米雇用統計に注目である。
デイトレード戦略(1時間足)
ユーロドルの1時間足チャートを分析する。大きなレンジ相場を形成しており、方向感が見えづらくなっている。ドル全面安相場になっているものの、ユーロドルもそこまで強くなく、反転する可能性も十分にある。
240移動平均線が直近の目安高値となるだろう。240移動平均線を上回れば、レンジ高値圏の1.067ドル付近まで上昇する可能性がある。日足のテクニカルでは上方向となっており、上昇圧力がやや強そうだ。
デイトレード方針としては、1.0565ドル付近での押し目買いを狙いたい。1.0565ドルでの買いエントリー、1.0635ドルで決済、1.0535ドルでストップとする。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
1.0635ドル・・主要な抵抗線
1.060ドル・・ラウンドナンバー
市場センチメント
EURUSD 売り:25% 買い:75%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
英政策金利発表 | 21:00 |
米失業保険申請件数 | 21:30 |
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。