ユーロドルは急騰、米雇用統計が予想を下回り米金利低下【2023年11月6日】
2023年11月6日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米雇用統計は市場予想を下回る、米長期金利の低下により株高ドル安に
- ドルストレート通貨ペアは上昇、ドル円は149円前半まで下落
- ユーロドルは7月以来の上昇基調転換か、今後の抵抗帯に注目
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドル相場の日足チャートを分析する。安値が切り上がりつつあり、直近高値更新の大陽線が確認できる。米労働市場の縮小に伴う金利の低下によってドル安傾向が強まっている。その結果、ユーロドルはレンジ相場を抜け出し、次のターゲットとして38.2%フィボナッチリトレースメントレベルを目指している。
同時に、24日移動平均線(24MA)が強力なサポートとして機能し、価格の転換点と見られる。相対力指数(RSI)は昇り調子で、7月末以降の上昇トレンドに変わる可能性を示している。
デイトレード戦略(1時間足)
ユーロドル相場の1時間足チャートを分析する。現在24MAが下支えしているものの、RSIは71と高水準で買われすぎの兆候を見せている。RSIが70を切ってからの調整売りで24MA付近までの下落を見込むと良さそうだ。
理想的にはRSIが50近辺になるまでの押し目を狙い、その後での買いエントリーが望ましい。現在のところ、市場は上目線が強いが、高値圏でのエントリーには慎重になりたい。
エントリーポイントは1.0665ドルを目安にし、ターゲット価格は1.0760ドル、損切りラインは1.0635ドルに設定する。フ
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
1.076ドル・・フィボナッチリトレースメント
1.070ドル・・ラウンドナンバー
市場センチメント
EURUSD 売り:79% 買い:21%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
日銀金融政策決定会合議事要旨 | 8:50 |
EU圏サービス業購買部協会景気指数 | 18:00 |
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。