ドル円は149円半ばに下落、上昇トレンドが調整局面に【2023年11月20日】
2023年11月20日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- ドル円は149円半ばに下落、調整局面に
- ドル円は一目均衡表の基準線と転換線を割る、RSIが50を割るかが焦点
- 米株価指数は一服、利上げ終了観測の高まるも買われすぎ範囲に
ドル円テクニカル分析
ドル円相場の日足チャートを分析する。一目均衡表の基準線と転換線を下回る動きが見られ、下値目安として11月初旬の安値、148.80円と148.50円が注目される。RSIは徐々に下落傾向にあり、50を割るかどうかが今後の方向性を示す重要なポイントになる。
RSIが50で反発すれば、再び上昇する可能性がある。一目均衡表の雲も近くに位置しており、これが下値サポートとして機能する可能性があるため、急激な円高は予想しにくい。
ただし、2022年には129円まで急落したことを考慮すると、市場の動きには十分注意する必要がある。今週は週後半に米感謝祭で休場となるため、週前半にはボラティリティが高まる可能性がある。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円相場の1時間足チャートを分析する。現在、ドル円は典型的な下落トレンドを示しており、149.19円の安値を付けた後、149.90円まで上昇している。
この動きは、米利上げサイクル終了の確率が高まっている中で見られるものの、日銀がまだ動いていないため、相場は不安定な状態にある。日足を見ると、やや売られやすい局面が続いている。
デイトレードの方針としては戻り売りを推奨する。エントリーポイントは150.15円、目標利益は148.65円、損切りラインは150.50円と設定する。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
148.50円・・主要な支持線
市場センチメント
USDJPY 売り:52% 買い:48%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
ドイツ生産者物価指数 | 16:00 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。