ドル円は大幅に下落、約1か月ぶりの安値を更新【2023年11月21日】

2023年11月21日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • オープンAI前CEOのアルトマン氏をマイクロソフトが起用と発表
  • 米株式市場は大幅高、一方、米利上げサイクル終了によるドル安が強まる
  • 円が強い、ドル円は148.30円まで下落

ドル円テクニカル分析

ドル円相場の日足チャートを分析する。現在、一目均衡表の雲の中に突入しており、この範囲内では価格のもみ合いが頻繁に起こり、底抜けするまでには一定の時間が必要と見られる。また、ボリンジャーバンドの-2σを下回る動きが見られたが、やや反発している動きも観察される。

もし-2σ線が抵抗線として機能すれば、バンドウォークを形成し、下落トレンドが加速する可能性がある。ただし、-3σ線である147.79円付近に瞬間的に到達する可能性はあっても、そこからの反発が予想される。

下落トレンドの加速を視野に入れつつも、売られ過ぎの相場には注意したい。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

ドル円相場の1時間足チャートを分析する。現在、148.50円を下回る動きはテクニカル分析の観点から興味深い。RSIが安値を更新するごとに上昇しているのが確認でき、ダイバージェンスが存在するが、これが上昇への転換を意味するかはまだ不透明だ。

昨日の大きな動きの後、本日は148円台でレンジ相場を形成する可能性がある。一時的な調整はあり得るものの、下落トレンドを上手く利用したい。

デイトレード方針は戻り売り。エントリーポイントは149.00円、目標利益は148.60円、損切りラインは149.35円に設定する。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。

148.80・・主要な抵抗帯

148.50円・・主要な抵抗帯

【ドル円/1時間足】

市場センチメント

USDJPY 売り:45% 買い:55%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
豪金融政策会合議事要旨9:30
カナダ消費者物価指数22:30
米中古住宅販売件数深夜0:00
ラガルドECB総裁発言翌1:00
FOMC議事要旨翌4:00

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。