ドル円は下落、下落基調が強まる【2023年11月28日】
2023年11月28日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- ドル円は下落、一目均衡表の基準線が抵抗線として機能
- RSIが50付近で半落、下落基調が強まる兆候か
- 日足で一目均衡表の雲を終値で下抜けすれば4月以来
ドル円テクニカル分析
ドル円相場の日足チャートを分析する。現在、一目均衡表の雲の中で推移しており、上昇圧力と下落圧力がもみ合いの状態を作り出しているが、下落基調がやや優勢と見られる。
特に、72日移動平均線を割り込んで推移していることが注目される。一目均衡表では、基準線が抵抗線として機能し、転換線を割り込んでいるため、下落基調への転換に注意が必要な段階にある。
もし一目均衡表の雲を終値で下抜けする場合、約半年ぶりにテクニカル的な重要なシグナルとなり得る。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円相場の1時間足チャートを分析する。現在、典型的な売り局面の相場となっており、240移動平均線は一貫して下落基調にある。72移動平均線が接近するものの、接触することなく再び下落している。
RSIを分析すると、32の値を示しており、売られすぎの警戒ゾーンにはあるが、上位足の動きを考慮すると、下落トレンドがさらに強まる可能性が高いと予想される。しかし、どこかで反発が予想されるため、反発後の戻りを売りたいと考える。
デイトレードの方針としては戻り売りを採用し、エントリーは148円台後半の148.75円付近、決済は147.35円、ストップは149.80円とする。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
149.80円・・直近の戻り高値
147.20円・・直近の安値
市場センチメント
USDJPY 売り:59% 買い:41%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
豪小売売上高 | 9:30 |
日銀コアCPI | 14:00 |
米消費者信頼感指数 | 深夜0時 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。