ドル円は148円台に上昇、米利下げ予想時期が後ろ倒し【2024年1月18日】

2024年1月18日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 米利下げ予想時期が後ろ倒しに、米10年債利回りが上昇
  • 英消費者物価指数は予想を上回る、ポンド高の動き
  • 為替相場ではドル高の動きが顕著、ドル円は148円台に上昇

ドル円テクニカル分析

ドル円相場の日足チャートを分析する。現在、価格は148円台に突入しており、月足単位の重要な抵抗線148.13円付近に接近している。この水準で反落が発生する可能性が考えられる。RSIは57を示し、堅調な上昇基調を維持しているが、この状況下での逆張りは慎重に行う必要がある。

順張りを考える場合でも、月足抵抗線を意識し、調整の反落には十分警戒することが求められる。市場センチメントでも85%の売りポジションとなっており、相当な売り圧力が生じることも予想されるため、一回での抵抗線突破は困難と考える。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

ドル円相場の1時間足チャートを分析する。現在、24移動平均線を上回り、上昇基調を維持している。特に注目すべきはRSIの動向で、一時的に70を超えた後、現在は67で推移。これは即座に下落するとは限らないが、何らかのきっかけで下落する可能性を示唆する。

148円台で積極的に買いに出るのはリスクが高く、売りも慎重に行う必要があるだろう。24移動平均線が維持される見込みがあるため、この付近での押し目買いを検討してみたい。エントリーは147円台後半、決済は148.13円で考えており、下落しなければ様子見の姿勢を取りたい。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

148.13円・・月足単位の抵抗線

【ドル円/1時間足】

市場センチメント

USDJPY 売り:85% 買い:15%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
米失業保険申請件数22:30
FOMC委員コメント翌1:30

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。

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