ドル円は148円前半で推移、148円後半は上値が重い【2024年1月22日】
2024年1月22日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米ナスダックは最高値更新、年内の利下げ観測で株高に
- 米消費者調査で消費マインド上昇もインフレ期待は低下
- 2024年の米利下げ期待が高まりドル高も一服か
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は148円前半で狭いレンジ相場を形成しており、方向感が付かない日々が継続している。今週は日銀金融政策決定会合が開催される予定で、市場では今後の利上げ期待が高まっているが、日銀総裁がどのように考えているのかに注目が集まっている。
節目となっていた147.40円のフィボナッチ61.8%は超えたものの、勢いが続かず失速している。日銀総裁の記者会見で、利上げ時期がはぐらかされたり、全く考慮できないというコメントがあった場合、円安に傾きやすいのではないかと思われる。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足チャートを分析する。24移動平均線を下回っており、RSIの数値が50付近で推移している。RSIの高値が切り下がっており、下落圧力が強まっているように見える。レンジ相場であることに変わりはないが、RSIの数値が50を下回れば、一時的に売り圧力が強まり147円前半まで下落する可能性を考える。
具体的には日足のフィボナッチ61.8%に該当する147.40円付近。市場センチメントでは売りポジションがたまっており、147円前半になれば一気に上昇して、ストップロスを引っ掛けるという動きも考えられる。
デイトレード方針としては、引き付けて押し目買いで臨みたい。147.45円で買いエントリー、148円で決済、147.25円でストップとする。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
148.20円・・月足の抵抗線
市場センチメント
USDJPY 売り:81% 買い:19%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
ラガルドECB総裁コメント | 23:00 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。