ドル円は148円前半、日銀金融政策決定会合に注目【2024年1月23日】
2024年1月23日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 日銀金融政策決定会合と総裁記者会見に注目
- 現状維持が大半の予想で記者会見で金利政策に言及するかに注目
- 米利下げ観測が緩和したことで円安傾向が継続の見通し
ドル円テクニカル分析
ドル円相場の日足チャートを分析する。フィボナッチファンの50%で反発し上昇を示しており、148円前半に月足単位の抵抗線が存在し、現在はもみ合い状態にある。
本日の日銀政策決定会合を控え、市場は様子見の状態が継続しているため、トレンドが発生しやすい状況となっている。ファンダメンタル面では、日銀の利上げが先延ばしとなり、米利下げ時期も未定であるため、日米金利差が開いたまま長期間続く可能性が高い。このことから、ドル高円安の流れが続くと予想される。
決定会合の結果次第では確実なことは言えないが、現状では円売りが有効なトレード戦略と見られる。急変動を越えた後の押し目買いでのエントリーを考え、149.50円付近での決済という流れを想定したい。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円相場の1時間足チャートを分析する。フィボナッチリトレースメントによると、23.6%で3回反発して狭いレンジ相場を形成している。日銀が政策維持を決定し、総裁記者会見で利上げに関するサプライズコメントがなければ、円安傾向が強まると予想される。
市場センチメントでは、85%が売りポジションであり、148.80円の直近高値を超えると大きなストップロス注文が発動する可能性がある。日銀発表後に高値を上抜ければ、149円後半までの急騰が考えられる。
できれば押し目買いを狙いたいが、150円後半になると逆張りの売りが増える可能性もある。押し目買いが難しければ、150.80円付近での売りエントリーも検討したい。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
148.80円・・直近高値
147.75円・・主要な支持線
市場センチメント
USDJPY 売り:85% 買い:15%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
日銀政策金利発表(予想:据え置き) | 11:30 |
日銀展望レポート | 12:00 |
日銀記者会見 | 15:30 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得