ドル円は下落、重要指標を控えてポジション調整か【2024年1月30日】
2024年1月30日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- FOMCやGDPなど各国の重要指標を控えて上昇しにくい地合い
- ドル円は148.12円の抵抗帯を超えられず、2週間のもみ合いを形成
- ドル円は上昇トレンドラインをブレイク、ドル安が影響
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円はフィボナッチファンを下方向へブレイクアウトしている。ドルインデックスを分析すると、ドル安基調になっており、相対的にドル円には下落圧力が発生しやすい相場となっている。
ドル円は2週間にわたって148.12円の抵抗線にトライしたが、今後日銀が利上げ路線、世界各国が利下げ路線に向かうというファンダメンタルがある中で、積極的な上昇にはならなかった。
直近の支持線である146.77円に向かって、下落する展開が考えられる。本日は欧州の重要経済指標が予定されており、そちらの動向にも注目だ。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足チャートを分析する。ドル円は高値切り下がりになっていることがトレンドラインで確認できる。また、重要な上昇トレンドラインを下方向へブレイクアウトしていることも分かる。ドル安基調になっており、相対的に円買いとなっている。
高値圏でレンジ相場を2週間形成しており、下方向へブレイクアウトとなれば、やや大きな動きになりそうだ。日足のフィボナッチリトレースメントの23.6%に該当する146.77円までは売り目線で臨みたい。
明日以降はFOMCが控えており、積極的に上昇する相場にはなりにくいだろう。RSIは37となっており、安定的な下落基調を示す。デイトレード方針としては、売り。147円台前半で売りエントリー、146.77円までは売り回転、上昇トレンドラインを上回った段階でストップとする。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
146.77円・・主要な支持線
市場センチメント
USDJPY 売り:66% 買い:34%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
豪小売売上高 | 9:30 |
独GDP | 18:00 |
EU国内総生産 | 19:00 |
米消費者信頼感指数 | 深夜0時 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得