ドル円は続落、一目均衡表の雲にぶつかる【2024年2月2日】
目次
ファンダメンタル分析
- 米企業決算が好調、一方、米失業保険申請件数は予想以上に上昇
- 英中銀は金利据え置きを決定、委員内で意見が割れるも利下げ路線
- ドル円は4日続落、ドル安基調が強まり各銘柄に動き
ドル円テクニカル分析
ドル円相場の日足チャートを分析する。200日移動平均線と一目均衡表の基準線が145.88円で重なり、米失業保険申請件数増加の影響でドル安基調が続く中、ドル円は4日続落し、この重要なサポートレベルに接近している。
さらに、下値には雲が控えており、一気に下落する展開は予想しづらい。RSIは50で推移しており、このレベルを割り込むかどうかが次の動向の鍵となる。145.88円での反発を予想するが、このポイントを割り込むとさらなる下落も考えられる。
【ドル円/日足】
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円相場の1時間足チャートを分析する。146.05円付近で2回反発しており、全体的にドル安傾向が見られる。146.05円を割ると、145.88円を目指す下落が予想される。現在は、基準線が上値を抑えており、再度安値にトライしようとしている段階だ。RSIは43で推移している。
145.88円は、日足の200日移動平均線、基準線、雲上限、フィボナッチリトレースメント50%が集中する重要なサポートゾーンであり、このレベルでの反発が見込まれる。
デイトレード方針は、145.88円での逆張り買いを試み、146.25円で決済、145.50円をストップロスに設定したい。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
145.88円・・主要な支持線
【ドル円/1時間足】
市場センチメント
USDJPY 売り:58% 買い:42%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
豪生産者物価指数 | 9:30 |
米雇用統計 | 22:30 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。