米政権が関税の軽減措置を検討、リスクオンでドル円は上昇【2025年3月25日】
2025年3月25日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- トランプ大統領は関税範囲の縮小や軽減措置を検討とコメント
- 株式市場や為替市場はリスクオン、ドル円は150円台に回復
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は下落トレンドラインを上回り、上昇基調となっている。これまで艇庫線となっていたトレンドラインを明確に上回っている。転換線が基準線を上抜け、遅行線もローソク足を上抜けしている。
今後、抵抗帯として機能すると考えられるのは雲である。151円台になれば、雲にぶつかるため、上昇の勢いはある程度収まる可能性がある。
RSIは58となっており、安定的な上昇基調を示唆している。

デイトレード戦略(1時間足)
1時間足のドル円チャートを分析する。ドル円は転換線が支持線となり、150.83円まで上昇している。RSIは77となり、やや過熱感を示唆。151円台にタッチしたら反落する可能性がある。
151.15円にピボットポイントR1があり、反落する可能性に警戒が必要。
デイトレード方針は、151.15円で調整売りを狙った短期逆張り。150.30円で決済。151.85円でストップとする。

サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
151.15円・・ピボットポイントR1
市場センチメント
USDJPY 売り:53% 買い:47%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
日銀金融政策決定会合議事要旨 | 8:50 |
米消費者信頼感指数 | 23:00 |
米新築住宅販売戸数 | 23:00 |

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。