ユーロドルは反落、ウクライナ停戦協議は停滞【2025年3月26日】
2025年3月26日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米関税発表の日が近づく、市場は警戒
- 日本は年度末の動きが散見、突発的な動きに注意
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルは1.095ドルまで上昇したが、反落。フィボナッチの23.6%まで下落している。23.6%に接近すると、売り圧力が弱まり、小幅な値動きとなっている。調整売りが一服か。
RSIは54.7まで下落しており、押し目買いも強まる数値になっている。
ファンダメンタルではウクライナ停戦が実現するのかしないのか、市場は静観している。また、トランプ政権による欧州への関税がどのようになるのか不透明なため、大きな動きは出にくい。4月2日の公表まで市場は動きにくいか。

デイトレード戦略(1時間足)
1時間足のユーロドルチャートを分析する。高値は切り下がっており、厚い雲が上値に控えている。1.10ドル台は重たく、調整売りが強まった。しかし、1.07ドル台も堅い。
デイトレード方針は難しいが、短期の押し目買いを検討したい。年度末であり、トランプ関税の発表も控えているため、大きな動きがあるかどうかは分からないが、フィボナッチの23.6%で反発する動きを狙いたい。23.6%を割ったらストップとし、1.095ドルで決済とする。

サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
1.08ドル・・ラウンドナンバー
1.075ドル・・節目の価格
市場センチメント
EURUSD 売り:63% 買い:37%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
英消費者物価指数 | 16:00 |
米原油在庫量 | 22:30 |

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。